トピック

「うかべん@大阪#6」ディスカッションの感想メモ。
参考資料:http://d.hatena.ne.jp/hinoharu/20100918#1284775238

タイトルのハードとソフトというのは、
ファミコンやプレステのようなゲーム機(ハードウェア)とゲームカセット(ソフトウェア)のことを指しています。

ベースウェア:ゲーム機
ゴースト:ゲームソフト
シェル・バルーン・サプリメント:アペンドディスク
周辺機器:プラグイン

こういう関係ですよね。
昔々、伺か知らない人に説明をするときに使った例えなんですが、もう一回思い出しました。
ソフト屋とゲーム機メーカーは仲良くしなくちゃいけない。理由の説明は要らないだろうけど。

「ゴーストはこのままでまだ行けますか?」

ベースウェアが刷新されなくてはいけない、危機感を感じるっていうのは、ゲームハードのリリース合戦見てると分かりやすいです。
ソフトの方は工夫とアイディア次第で新たなものをひねり出せます。小説や絵という形式がいまでも廃れないのと同じですね。
この伝でいくと、伺かというジャンルにはまだ可能性はあります。しかし、古いものになっているのは事実。
しかし、使える技術が増えれば飛躍的に底力がアップするはず。(GBとPS3を比べてみてください)

また、本物のゲーム機と違うのは、ベースウェアはOS上で動作しているということ。
偽林檎のように、OSのバージョンが変わることで使えなくなってしまう可能性というのが常にあるわけです。
よって赤の女王のように走らないといけない。確かにリニューアルか、新しいベースウェアかは切望される所。

ハード死亡のモデルケース

でも、伺かはSSPが更新を停止しても、しばらくは死なないだろうな。
ハードの死をさして伺かが死んだというなら、MATERIAが更新停止した時点ですでに死んでいます。
つまりハードの死=伺かの死 ではなく、もっとひろくジャンルや文化として広がってるもの全体が滅びるまでは生きてます。

例えばSSPが停止したとして、OSの更新などで使用できなくなるまではパッケージがある限り使われるでしょうし、
もっといいものが出てくれば別のものに移るはずです。MATERIAからSSPにシェアが移っていったように。

ユーザはついてこない?


(芝やん)SSPと同じものを作りました!と言ってみたとして、実際に移ってくれるのか?くれない。

これ、二通りの意味に取れるんですが、字義通りの意味なら全くその通り。
全く同じものならユーザからしてみたら移行する理由が無いですし、それなら実績や使用経験のあるもの使うでしょう。
ユーザが移動するには、なんらかのはっきりしたメリットか、元のソフトが使えなくなるなどのきっかけが必要なのでは?


(芝やん)XPからの移行が進んでないのと同じ。袋小路。

次のこの台詞を見るに、新しいものへの移行(XPとVISTA、7は同じじゃないですよね?)について言ってるとしたら、
少なくともモデルケースになるMATERIA→SSPの移行を見る限り、ついてこないってことはないな。

同じハード側からはこれに対する否定意見は出なかったのですが、
そこの所はもうちょっと聞いてみたかったかもしれません。

プログラマがこない?

来ないというより「定着しない」のではないだろうか。
「なでしこポスト」や「tamasy」など、面白いものはたくさんありましたし。

「プログラマは一体何を求めてきているのか」をむしろ聞いてみたいな。
あんまりスポットが当たったことがないから。

プログラマが欲しいっていうなら、呼ぶだけじゃなくて、
定着するモチベーションみたいなのがいるんじゃないかな。

ソフト散逸

さて、ディスカッションでは例えで言うハード側では危機感があり、ソフト側はまだいける、と分かれた形になっていました。
そこで、ソフト側の視点からもう駄目かもよ?という話をします。もしもの話なのでちょっとラフな内容ですが。
ゴーストの裾野は広く薄く、今でも広がり続けています。
例を挙げます。

pixivなどのSNS、twitter、FLELEのコミュニティ、UTAUコミュニティ、デスクトップMEIKO周り。
COLORSも伺かゴーストとしてではなく単体のアプリとしてプロデュースするなら、
FLELEと同じく別個のコミュニティを形成すると予想できます。

多くの場合、これらの周辺リリース情報はDisc-2などにフィードバックされません。
それが気になって、もっと広めないと、という内容の話をちょっとしたことがあるのですが、
その時に、どうして広める必要があるのか、知らせたい範囲の人に知らせられればいい、という意見がありました。

目から鱗が落ちた思いで読みました。その通りですよね。
自分のページに来てくれるお客さんにだけ、知らせられればいいじゃないですか。
特に、検索除けをしているような二次創作ジャンルの場合、あまり大きく広めたくはないでしょう。

しかし、広める必要性を感じない人が多数になった場合、
情報が散逸してしまい、結果としてコミュニティのドーナツ化現象が起こるでしょう。
それだけではなく、もっと多くの情報を得たいと思っても、リンクが希薄なので遡ること自体が難しくなります。
最終的には、どんどん情報やコミュニティが分散していき、小さなコミュニティがたくさん残るけど、大本は枯れて倒れます。

新しいゲームハードが出ても、ソフトがぜんぜんなかったら?つぶれちゃいますよね。
結論として、ソフト側としても「このまま分散化が進めば危ない」です。
そんなわけで宣伝・情報共有が大切ということになります。

結局、なんでも人です。


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